勤務の「中抜け」防止に生体認証 奈良市、監視カメラも
 
朝日新聞デジタル 2月7日(木)20時26分配信

【矢代正晶、柳川迅】奈良市は7日、ごみ収集にあたる環境部職員が出退勤する際、手のひらの静脈で認証するシステムを新年度から始めると発表した。「中抜け」(職場の無断離脱)を防ぐことが狙いで、駐車場付近に監視カメラも付ける。総務省公務員課の担当者は「出退勤時間の管理に生体認証を導入する自治体は聞いたことはない」と話している。

市によると、環境部では2007年、「中抜け」行為で5人が停職・減給処分を受けた。その後もうわさがあり、市は昨年、全職員に不祥事情報の提供を求めたアンケートを実施。中抜けやタイムカードの代理記録が横行しているとの回答があったという。

市人事課によると、対象は環境清美センターとリサイクル推進課に勤務する課長補佐以下の約260人。現在は他の部署と同じように、建物の出入り口でICカードを読み取り機にかけて出退勤時間を記録しているが、代理記録を防ぐため同部のみ生体認証を併用することにした。

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